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北條 喜一; 古野 茂実; 出井 数彦*; 笹島 尚彦*; 大津 仁*; 松井 恒雄*; 室村 忠純
Microstructures and Functions of Materials (ICMFM 96), 0, p.269 - 272, 1996/00
Pu岩石型燃料開発に必要なデータを取得するために、候補母材の一つであるアルミナを対象に、HeおよびXeイオン照射効果を電顕その場観察で調べた。He照射ではバブルが形成され、Xe照射では非晶質化が起こることを明らかにした。またバブル形成によるスエリングを評価し、0.1%になることを示した。
笹島 尚彦*; 松井 恒雄*; 古野 茂実; 北條 喜一; 大津 仁*; 室村 忠純; 出井 数彦*
Proc. of Int. Conf. on Microstructures and Functions of Materials (ICMFM 96), 0, p.265 - 268, 1996/00
Pu岩石型燃料の核分裂片および粒子による損傷挙動を調べるために、候補母材の一つであるスピネルを対象にHeおよびXeイオン照射を行い、損傷挙動をその場観察で調べた。照射により、バブルが形成され、また非晶質化が生じることを明らかにした。さらにバブル形成によるスエリングを評価し、0.06~0.3%になることを示した。
神垣 信生*; 古野 茂実; 北條 喜一; 出井 数彦*; 紀 隆雄*
Journal of Nuclear Materials, 179-181, p.970 - 973, 1991/00
被引用回数:3 パーセンタイル:40.77(Materials Science, Multidisciplinary)アルミニウムおよびアルミニウム希薄合金に10keV Heイオンを照射して、形成される転位ループやバブルの形成、成長におよぼす添加元素の効果を調べた。SiおよびLi合金においては、バブルの形成が純AlおよびMg合金より遅れ、また密度も小さいことが判った。この結果から、SiおよびLiと格子間原子の結合が強く、転位ループがこれらの添加元素を核として、形成され易く、空孔がこれに吸収されるため、バブルの形成が抑制されると推測した。
小野 興太郎*; 紀 隆雄*; 古野 茂実; 北條 喜一; 出井 数彦*; 水野 薫*; 伊藤 一義*
Journal of Nuclear Materials, 179-181, p.978 - 981, 1991/00
被引用回数:18 パーセンタイル:85.34(Materials Science, Multidisciplinary)アルミニウムの電子線照射においては、試料に前もって水素イオンを注入することによって、転位ループの形成がエンハンスされることが判った。これは試料中に蓄積された水素と空孔の複合体がループ形成の核として働くためであると推測した。水素イオン照射による転位ループ形成については、フラックスフルーエンスおよび照射温度を変えて実験を行った結果とこれらの実験条件をパラメータとして、コンピュータシミュレーションで得られた結果を比較して、パラメータおよび形成機構の検討を行った。
古野 茂実; 北條 喜一; 大津 仁; 出井 数彦*; 神垣 信生*; 紀 隆雄*
Journal of Nuclear Materials, 179-181, p.1011 - 1014, 1991/00
被引用回数:9 パーセンタイル:69.44(Materials Science, Multidisciplinary)アルミニウムを10 keV Hイオンで照射して、その場観察によって、照射中および焼鈍中における水素バブルの挙動を調べた。-160Cで照射中バブルは形成されないが、照射後室温へ昇温する過程で形成されることが判った。また、室温でエージング中に5nm以下のバブルは消滅するが、大きいバブルは成長すること、室温から300Cまでの焼鈍過程で全てのバブルが消滅することが判った。これらのバブルの挙動について、点欠陥およびその複合体の移動と反応過程に基づいて、考察する。
紀 隆雄*; 神垣 信生*; 小野 興太郎*; 古野 茂実; 出井 数彦
Journal of Nuclear Materials, 155-157, p.1237 - 1240, 1988/00
被引用回数:3 パーセンタイル:39.8(Materials Science, Multidisciplinary)電顕内で10KeVHeイオンを照射したアルミニウム中の転位ループおよびバブルの形成、成長に対する添加元素の効果をその場観察で調べた。
北條 喜一; 古野 茂実; 大津 仁; 出井 数彦; 塚本 哲生*
Journal of Nuclear Materials, 155-157, p.298 - 302, 1988/00
被引用回数:31 パーセンタイル:91.95(Materials Science, Multidisciplinary)当研究室においてイオン照射に伴う点欠陥形成とイオン注入とを同時に進行する条件下での損傷の動的過程を透過型電顕内でその場観察する装置を設置した。この装置の概要及びその応用例について報告する。イオン照射系はイオン銃(デュオプラズマ型)と選別マグネット(30°偏向)及び電顕内付設静電プリズムよりなる。イオン電流は試料上でビーム径1mmに対して約1A(Heイオン:10KeV)である。又試料は加熱ホルダーで約800Cまで加熱することができる。電顕内蛍光板上の像は高感度撮像管を通してTVモニターで観察しつつVTRに録画できる。 この装置を用いてSiCおよびTiC結晶に室温でFlux310ions・cm・sec(10KeV)でHeイオンを照射した結果、SiCは初期段階で非晶質化し、さらにfluenceを増加させ10・cmオーダになるとバブルの成長・合体が急激に起った。TiCはSiCと違い非晶質化はせず微細な転位ループが多数発生することがわかった。
古野 茂実; 北條 喜一; 出井 数彦; 神垣 信生*; 紀 隆雄*
Journal of Nuclear Materials, 155-157, p.1149 - 1153, 1988/00
被引用回数:28 パーセンタイル:89.92(Materials Science, Multidisciplinary)電顕に付設したイオン照射装置と動的観察装置を用いて、Heイオンを照射しながら、アルミニウム中に形成されるバブルおよびブリスターのその場の観察を行った。室温照射では、バブルの成長、合体は認められないが、300C照射の場合、フラックスのいかんに係わらず、照射量が10ions/cmを越える頃からバブルの成長が急速になり、合体し、破裂する。その破裂跡に再びバブルが形成され、成長、合体、破裂する。以上の過程をくり返すことを明らかにした。また電子エネルギー損失分析装置を用いて、バブル中のヘリウムガスの濃度を測定した。以上の結果を報告する。
古野 茂実; 出井 数彦; 小野 興太郎*; 紀 隆雄*
Journal of Nuclear Materials, 133-134, p.400 - 404, 1985/00
被引用回数:12 パーセンタイル:80.38(Materials Science, Multidisciplinary)イオン照射したアルミニウム中に形成される損傷構造に対するイオン種の効果を電顕観察によって調べた。室温照射の場合、小さい転位ループおよびボイドが形成されるが、転位ループについては格子像観察の結果、格子間原子型のループであることが判った。高温照射の場合、反応性ガスイオン照射において、照射量を増しても、ボイドないしバブルが成長しないのに対して、不活性ガスイオン照射の場合、バブルが成長するという著しい相違を見い出した。これらの結果について報告する。
白石 健介; 太田 定雄*; 青田 健一*; 榊原 瑞夫*; 寺西 洋志*; 小崎 明郎*; 三浦 立*; 野原 清彦*; 佐々木 晃史*; 高岡 達雄*; et al.
JAERI-M 84-189, 220 Pages, 1984/09
核融合実験炉およびそれに続くトカマク型の核融合炉の構造材料として研究開発を進めている第一候補材料(PCA)および5種類の比較材料について、昭和56年度および昭和57年度に、鉄鋼6社への委託試験および金属材料技術研究所との共同研究として実施してきた試験研究の成果をまとめた。これらの材料の製造・加工性、基本特性は少なくとも316ステンレス鋼と同等であることが確認できた。また、高温水による応力腐食割水性に関する試験によって、PCAは水環境で使用できる構造材料として期待できることが分かった。また、PCAの溶接については、溶接棒の選定を行ない、溶接継手の基本特性に関する試験ができるようにした。
有賀 武夫; 片野 吉男; 白石 健介
Journal of Nuclear Materials, 122-123, p.191 - 195, 1984/00
溶体処理をした316ステンレス鋼に803kで10dpaまで炭素イオン照射をすると、イオンの入射表面から0.35および1.3mの距離に、それぞれ、0.02および0.002%のスエリングピークが現われ、0.5~0.8mの間はボイドが生じない。なお、計算によるはじき出し損傷のピーク位置は0.83mにある。照射量を42dpaに増やすと試料表面に近い方のピークは0.5mの位置で約20%と非常に大きくなる。窒素イオンを、この温度で、42dpaまで照射した試料でも、0.4~0.5および1.1~1.2mの位置にスエリングピークが現われ、0.7~1.1mの間にはボイドが生じない。これに対して、923kで炭素イオンを10dpaまで照射した試料には0.5~0.6mの位置に0.07%のスエリングピークが現われるにすぎない。これらの現象は、入射イオンの照射欠陥と結合した拡散によって説明できる。
浜田 省三; 田中 三雄; 白石 健介
Journal of Nuclear Materials, 114, p.338 - 340, 1983/00
被引用回数:8 パーセンタイル:91.1(Materials Science, Multidisciplinary)核融合炉材料の照射損傷の研究において、イオン照射実験は非常に有効であるが、イオン照射によって材料中に生成する損傷が試料表面からの距離によって非常に異なったものになることに注意を要する。ステンレス鋼について、イオン照射後熱処理することなく、イオン照射によって生じた損傷組織の深さによる変化の様子を透過電子顕微鏡によって直接観察する実験技術を開発したので、実験技術の詳細について報告する。この実験技術を応用して、ステンレス鋼に1MeVのヘリウムイオンを照射した試料で損傷組織を試料表面からの深さの関数として観察した。この観察では、損傷組織は原子のはじき出しによるものと注入したヘリウムによるものとが分離でき、それぞれの分布はZieglenのイオン阻子能を用いた計算の結果とよい一致をすることが認められた。
深井 勝麿; 白石 健介
日本原子力学会誌, 25(2), p.123 - 125, 1983/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.29(Nuclear Science & Technology)中性子照射損傷の模擬試験としてイオン照射実験を行う場合、イオン照射によって試料中に生じる欠陥の分布についてよく調べておかなくてはならない。溶体化処理した316ステンレス鋼に24MeVのヘリウム・イオンを照射した後750Cで1時間熱処理し化学エッチをすると照射面から107mの距離に2本の平行線が現われる。この2本の線は、照射試料の断面の電子顕微鏡組織観察で観られる、2列に並んだフランク型の転位ループに対応している。このフランク型の転位ループは、照射後熱処理した試料に生じるヘリウム気泡が分布する領域の両側に生じるものであり、ヘリウムの気泡の分布は室温で入射したヘリウムの分布とそれほど異っていないので、化学エッチで観られる2本の平行線の中心線が入射ヘリウムの平均の飛程を表わすものであると結論できる。このようにして測定したステンレス鋼中のヘリウムの平均飛程は22~32MeVのエネルギー範囲で計算によって求めた値とよい一致を示す。
大久保 成彰; 近藤 啓悦; 喜多村 茜; 奥野 泰希
no journal, ,
加速器駆動未臨界システム(ADS)では、核破砕中性子源及び炉心冷却材として、鉛ビスマス液体金属を用いる。本研究では、ADSターゲットビーム窓材に対して、イオン照射後に浸漬試験を行い、液体金属中材料腐食に及ぼす照射の影響を評価した。450Cにて20dpaまで自己イオン照射したT91鋼を、450Cの鉛ビスマス中にて1000時間浸漬し、表面の腐食状態を断面SEM等により観察した。照射により、未照射部に比べて明確に腐食が抑制され、また、鉛ビスマス中への鉄の流出も観察された。以上のように、液体金属中で照射を受ける材料では、鉛ビスマス界面での物質移行過程が重要であることを示す結果が得られた。
石川 法人; 藤村 由希; 近藤 啓悦; Szabo, G. L.*; Wilhelm, R. A.*; 小河 浩晃
no journal, ,
SrTiO等のセラミックスに対して高速重イオンを微小入射角で照射すると、ヒロックチェーン(イオンの飛跡に沿って、複数個並んで形成されるナノヒロック)が表面付近に形成されることが知られている。我々は、ヒロックチェーンの形態・性状をAFM(原子間力顕微鏡)とSEM(走査型電子顕微鏡)を利用して、詳細に調べた。その際に、全く同じヒロックチェーンを、AFMとSEMのそれぞれで観察することに成功した。AFMの観察データは、先行研究の示す通りに、ヒロックチェーンが形成されていることを示している一方で、SEMの観察データは(同じヒロックチェーンを観察しているにもかかわらず)ヒロックチェーンをつなぐ黒い線状コントラストも現れることが判明した。新しいSEMデータをもとに、ヒロックチェーンの形成メカニズムについて推論する。
石川 法人; 藤村 由希; 近藤 啓悦; Szabo, G. L.*; Wilhelm, R. A.*; 小河 浩晃
no journal, ,
SrTiO等のセラミックスに対して高速重イオンを微小入射角で照射すると、ヒロックチェーン(イオンの飛跡に沿って、複数個並んで形成されるナノヒロック)が表面付近に形成されることが知られている。我々は、ヒロックチェーンの形態・性状をAFM(原子間力顕微鏡)とSEM(走査型電子顕微鏡)を利用して、詳細に調べた。その際に、全く同じヒロックチェーンを、AFMとSEMのそれぞれで観察することに成功した。AFMの観察データは、先行研究の示す通りに、ヒロックチェーンが形成されていることを示している一方で、SEMの観察データは(同じヒロックチェーンを観察しているにもかかわらず)ヒロックチェーンをつなぐ黒い線状コントラストも現れることが判明した。新しいSEMデータをもとに、ヒロックチェーンの形成メカニズムについて推論する。